アロマテラピーは11世紀頃までに精油の蒸留法が確立したことを起点として欧州で発展し、1900年代からは本格的な研究と臨床を重ね、可能性を広げてきました。その基盤の上に今、日本産精油の可能性がはっきりと見えています。

今までなかなか学ぶことのできなかった日本産精油を体系的に学べるはじめての講座です


日本精油を学ぶ魅力とYUICAで学ぶ魅力

 

 

1.  日本の香りは私たちの遺伝子に響く

 

日本は森の国であり、木造建築の国であり、木工家具とともに暮らし、人々のすぐそばに樹木がありました。

人が暮らす平地と森と海は互いに循環して生活が成り立っていました。

日本産精油の香りに触れると、何とも言えない懐かしさを感じるのは、私たちの体の遺伝子に古代からの森と木の香りが脈々と記憶として刻まれているからではないでしょうか。

 

2.日本産精油を広い視点でみつめる

 

ヒノキ、黒文字、薄荷、と単体の香りを入り口に日本各地の精油を学ぶ方法もあるでしょう。

しかしYUICAの学びは、まず日本が森の国であることを学び、人の暮らしと森の循環のしくみを学び、そこから森を知り、樹を知り、香りの植物を学んで行きます。

そのなかで、私たちが学ぶ日本産精油がその循環を助ける役割を担っていることが自然と理解されていきます。

自分が日本産精油を手に取ることから何かが始まることに気づかされます。

 

3.森を歩くように香りを学ぶ

 

森を歩き、山に分け入って入っていくような感覚で、香りある木々や植物を一緒に学んで行きます。

そこで出会う植物たちはYUICAが初めて蒸留したもの、YUICAならではの精油がたくさんあります。

 

4.日本産精油の可能性を知る。

 

土地の特産である樹木や柑橘、人気が高まっている黒文字など、地元の小規模事業として採られている精油は各地にありその土地の活性化に貢献しています。そんな中、YUICAは日本産精油全体を対象に捉えます。まずは精油の品質を問い、成分の分析の正確さやトレーサビリティを大切にします。そして、この安定した品質の精油をもとに、嗅覚の脳神経への作用から導かれる精神・神経作用や、成分分析を論拠としたメディカルへの応用の可能性までを見据え、様々な研究を続けています。

当校の講師が培ってきた海外の精油の臨床例をもとに、日本精油の可能性を推測していくのもワクワクする作業になることでしょう。

 


YUICAの創始者 稲本正

 

1945年生まれ。

1960年代の安保闘争が収束後大量生産大量消費の波が訪れていた。

立教大学で原子物理学の教員として原子力発電を研究していた稲本正は、

「人が管理・操作するシステムでは必ず想定外のことが起こり、一度そうなれば取り返しのつかないことになる。科学がいかに進歩しようとそれだけでは人を幸せにすることはできないと気づいた」という。

2年間かけて山小屋を仲間と共に一から建て、循環型の社会を実現するために森の恵みである木とともに生きることを決心する。

1974年、仲間5人で飛騨高山に木工工房を開設。厳しい修行を積み、いまや小物から家具、建築までを手がけるオークビレッジを創設。その妥協しない丁寧なものづくりと5人の若者のライフスタイルが少しずつ人の知るところとなる。

1978年の新宿紀伊國屋での展示会が大きな契機となる。

その後森の専門家としても高く評価され、日本の森、世界の森をめぐる書籍も数多く執筆する。

 

その取材の中で植物が生き続けるために作り出す「香り」が人にもたらす力に慧眼する。

2006年、香りの価値を信じ、まだ手つかずともいえる状態であった日本産精油の採油をライフワークのひとつとしてスタートしたのがYuicaです。蒸留器も試行錯誤を重ねて最良のものを自ら開発されている。

 

オークビレッジもYuica日本産精油も根本の思想は日本を支えてきた木の文化を大切にした循環型の社会の実現。そのために森の樹木を大切に育て、使い、暮らす。

 

※お会いした印象です。すごい方なのに人を威圧せず、温かさに満ちていらっしゃいます。

思いが熱く決してぶれない思想に触れると背筋が伸びる思いがします。yuicaの精油もオークビレッジの商品もそこで働く方々も、ひとつひとつに丁寧さを感じました。

 


香音で学ぶと…

香音では日本産精油を3つの柱でお伝えします

 

①日本に生まれ育った植物の香りと日本人の親和性を感じること

②yuica日本精油を環境とのつながりで見る

③成分から精油の特性と今後の可能性を読み解く

 

・毎回の実習で精油の特性を体感していただけます。

・香音のナードジャパン履修生にはyuica講座の受講割引があります。

・香音のyuica履修生にはナードジャパンの資格講座の受講割引があります。

・実際に植物を見に行く企画も考案中です。

・講師自慢のクロモジリキュールをご賞味ください。

 

学び方

・マンツーマンを基本とし、受講生に合わせて丁寧に進めていきます。

・毎月のシフトが出てから予定をきめて通う方、曜日をきめて通う方、急いで資格を取るためにできるだけ集中 して進む方、週2回通う方、長期休みを利用して集中して通う方…ライフスタイルに合わせた学び方を応援しています。

 

 

 


目的に合わせた3つのコース

《yuica認定日本産精油インタープリター講座》

受講後は「日本産精油インタープリター」としてアロマテラピーの活動ができます。

yuica日本産精油の深い香りをゆっくりと体験し、香りを生む森のことや歴史も含めて学んでいきます。

アロマセラピーを実践する上で必要な知識や使い方、成分なども学びます。

人と自然の健康を考えながら日本産精油を暮らしの中に取り入れて、心と体のセルフケアに活用することができるようになります。

《yuica認定日本産精油アドバイザー講座》

アロマテラピーは初めての方、樹木の香りの日本産精油に興味がある方、ご自身のセルフケアに日本産精油を取り入れてみたい方におすすめです。

日本産精油をはじめアロマテラピーを学ぶ入り口で、yuica精油の大まかな特徴、日本の森の香り育つ背景や、その簡単な活用の仕方など、初歩的なことを学ぶことができます。カラフルで理解しやすいテキストを使います。

《日本産精油エクステンション講座》

香音オリジナル講座です。インタープリターを修了された方が対象のコースです。

yuicaの精油に加えて古くから日本で採られていて、ぜひ知っておいてほしい精油を、栽培地、成分、使い方、歴史とともにご紹介します



認定講座を修了された皆さんに体験談をお寄せいただきました。

 

アロマやハーブを学ぶきっかけ、香音の講座について、学んでみてどうだったか等…ご検討の講座があればぜひご覧ください。

オンライン、または自由が丘校にて体験講座や入学説明を開催しています。予約サイト(レぜルバ)よりお申し込みください。